当社では市場ではあまり見ることのない稀少なキノコの栽培にも挑戦していますが、ユキワリタケもそうした品種のひとつ。これは30年ほど前に富士山の麓で菌が発見された品種で、当社は2010年から栽培を開始しています。
このキノコ、見た目はブラウンエノキによく似ていますが、食べてみると食感や味はまったく違う。その味はと言うと……北海道で採れるエゾユキノシタに近いのですが……まあ実際に食べてみていただくのが一番分かりやすいですね!
というわけで、キノコとしてはまだマイナーな品種なのですが、私たちはこのキノコをもっと世の中に広めたいという意欲を持って(毎日少数ながら)栽培を続けています。
そして、そうした地道な努力の甲斐あって(?)、当社ではこのユキワリタケを(従来品よりも大きい)25センチまで生育させることに成功したのです。
このユキワリタケは、天ぷらやしゃぶしゃぶにして食べます。また、いったん加熱したものを冷やすと、わさび醤油に合うイカソーメンそっくりの味がするんです。
ただ、この品種は今のところ当社でも大量生産ができないのと、常温では日持ちしないのが欠点。ぜひ食してみたいと思う方は、当社にお問い合わせください。