きのこ紹介

たにがわたけ「谷川茸」

キノコ博士の意志を継いで、栽培に着手

キノコ博士として知られる川合源四郎氏がパイリングとエリンギを掛け合わせて開発した玉白茸(タマシロノタケ)という品種の栽培を、当社が2013年初めから引き継ぎ、品種名も(群馬県にちなんだ)タニガワタケに改めたもの。

現在、取り扱っているのは全国で4カ所しかないという非常に稀少な品種で、当社でも1日数キロ程度しか出荷することができません。

その原因としては、生育に非常に手がかかることが影響しています。このタニガワタケは「芽かき」と呼ばれる、人の手による作業が何度も必要で、その芽かきを繰り返した後、最終的に収穫できるのは菌床ひとつにつき1本だけ。これが大量生産を阻むネックとなっているのです。

ただ、生育に手間はかかるものの味は絶品。

このキノコは密度が高く、ずっしりとしたボディを持っており、エリンギよりもしっかりとした味が特徴となっています。その味は甘みが強く、油と醤油で炒めただけで、コクのある甘みを感じていただけるはず…。

タニガワタケもユキワリタケと同様、常に市場に出回っているような品種ではないので、興味のある方は直接当社に問い合わせいただいた方が良いでしょう。

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