洞窟栽培についてまさに洞窟。

食品メーカーの倉庫だった洞窟を、キノコ栽培に再利用!?

洞窟内は、必要最低限の明かりがあるだけ
生育に時間がかかるが、繊維密度が高く、大きなシイタケに育ちます
洞窟内の温度は、1年通して12度程度

当社の技術品質研究所では、主に種菌や菌床についての研究開発がおこなわれていますが、それらを培養する環境を変えると、できあがってくるキノコにどのような影響をおよぼすのか?

そうしたことを研究するために、当社は2013年6月から洞窟内でのキノコ栽培を始めました。

本社からクルマで数分の距離にあるこの洞窟は、食品メーカーなどが倉庫として使っていたもの。これを「キノコ栽培用として使えないか?」と考えた当社が、それを実際に試してみたというワケなのです。

ここで数種類のキノコを試してみましたが、中には洞窟内の自然環境が栽培に向かないものもありました。ただ、シイタケに関しては十分栽培できる環境であることが証明されています。

ちなみに、通常の培養室よりも室温が低い(年間通して12度程度)洞窟内でシイタケを育てると、収穫までにかかる時間は若干長くなります。しかし、過酷な条件に負けないようにとガンバルのか(?)、発生室で育てたものよりも全体的にサイズが大きく、繊維密度が高いシイタケができる。これは、食べたときの歯ごたえにおいて、従来品にはなかった新たな特徴と言えるでしょう。

洞窟栽培は、新たなチャレンジの第一歩

洞窟内に整然と並ぶ、菌床の棚

この洞窟栽培、今はまだ始まったばかりの段階ですが、すでに前述のシイタケ栽培のような結果が出ています。今後はこの“ユニークな方法”を他の品種にも取り入れ、特徴ある商品の幅を広げていきたいと考えています。

また、この洞窟栽培に代表されるように、当社はキノコ栽培に関する新たな方法を常に模索しています。したがって、「これは!」と思うような方法には積極的にチャレンジし、それをより良い商品の開発につなげてゆきたいと思います。

そんなこんなで洞窟シイタケ近日発売?
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